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【Yoast SEO】SEO対策に強い設定方法と使い方を詳細機能まで全て解説

WordPressのSEO向けプラグインとして人気を誇るYoast SEO。内部SEOをこのプラグイン一つでほぼ設定できます。

しかし、優れているが故に設定項目や英語が多く、機能や設定がわかりづらいことがあります。

当記事ではYoast SEOに関する全ての機能と設定方法を徹底的にまとめました。

初めてYoast SEOを使う方のために、必須項目やデフォルト設定でいい項目も解説します。

Yoast SEOでできること

Yoast SEOの『全般』> 『機能』をクリックすると、各機能が確認できます。

Yoast SEO 機能

どんな機能があるかを見てみましょう。(赤文字黄色マーカーの4項目は必ず設定してください)

  • タイトルタグ・ディスクリプション・キーワードの設定
  • インデックス設定
  • ソーシャルメディアの設定
  • XMLサイトマップの作成
  • ウェブマスターツール(Search Consoleなど)との連携
  • パンくずリストの生成
  • インポート・エクスポート機能
  • robot.txtや.htaccessファイルの編集
  • SEO対策に関するアドバイス

free版とPremium版は以下のような違いがあります。

Premium free
料金 1サイトにつき89ドル 無料
キーワード設定 同義語や関連キーワードなどを複数設定 1キーワードのみ
プレビュー機能 Google Bing Facebook Twitter Google
リンク提案 コンテンツ作成中に内部リンクの提案あり なし
削除ページのリダイレクト設定 あり なし
関連ページへのリンク確認 あり なし
メールサポート 24時間対応 なし
広告表示 非表示 表示
SEOスコアとキーワードの絞り込み CSVファイルを自動生成 自分で作成する必要あり

Premium版ではコンテンツ作成に関する提案機能がついてくるのが主な違いです。free版でも十分にSEO対策が可能ですが、時間短縮のために有料版を購入を検討するのもいいでしょう。有料版は購入後30日間の返金保障が付いています。

Yoast SEO の解析機能について

Yoast SEOはアメリカの会社が制作したプラグインのため、日本語の解析機能の信用度は高くありません文字数などの解析機能を参考にするのはいいですが、コンテンツの質はYoast SEOではなく自分で判断するようにしましょう。

ダッシュボードと設定ウィザードの使い方

Yoast SEOには、初めて使う人向けに『設定ウィザード』という12ステップで基本的な設定が完了する機能が付いています。最初にダッシュボードの見方と『設定ウィザード』を紹介します。

ダッシュボードの見方

『全般』>『ダッシュボード』をクリック。SEOに関する問題点や通知が表示されます。

Yoast SEO ダッシュボード

設定ウィザード案内First-time SEO configuration
『configuration wizard!』をクリックすると、12ステップで基本的な設定が完了する『設定ウィザード』が始まります。設定ウィザードについては後ほど紹介します。
Yoast SEO インデックスに関する警告深刻なSEOの問題:ロボットのアクセスをブロックしています。
サイトをインデックスする設定にしていないと表示されます。公開前やテストサイトでは無視しておいて問題ありません。
問題点を解消するには、『設定』>『表示設定』をクリック。
WordPress 表示設定『検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする』のチェックを外して『変更を保存』をクリック。サイトをインデックスしますので、問題点は解消されます。
Yoast SEOとAll In One SEO Packとの競合に関する警告All In One SEO Packに関する警告
Yoast SEOとAll In One SEO Packは類似プラグインですので、2つ同時に有効化していると問題点として検知されます。All In One SEO Pack を無効化すると解決します。
Yoast SEO プレミアムバンへの案内
WordPressプラグインとしての5つ星評価してほしいという案内、バグの報告、プレミアム版紹介へのリンクがそれぞれあります。問題ではありませんので、何もしなくても構いません。『この表示をこれ以上通知しない』をクリックで非表示にできます。
ACF Content Analysis for Yoast SEOの告知
『 ACF Content Analysis for Yoast SEO』というプラグインを入れることを勧める通知です。必要であればインストールしてください。
Search Consoleとの接続
Google Search Consoleへの登録を促す通知です。Google Search Consoleへの登録方法は後述します。Yoast SEOを使わずにSearch Consoleに登録している場合は必要ありません。

『問題点』はSEO設定に関する重大なエラーですので必ず解決してください。『通知』はお知らせも含まれますので、不要なものは『×印』をクリックして消していきましょう。

設定ウィザード

では12ステップでYoast SEOの基本的な設定できる『設定ウィザード』を紹介します。ダッシュボードの『configuration wizard』をクリック。

設定ウィザード開始

ステップ1 『ようこそ』

ステップ1

『YOAST SEO』の設定をクリックしてステップ2に進んでください。

右側の『Get the most out of the Yoast SEO plugin』という項目は、YOAST SEOのトレーニング動画の販売に関する説明です。『GET THE YOAST SEO PURAGUIN TRAINING NOW』をクリックすると、動画の販売ページが表示されます。

Get the most out of the Yoast SEO plugin

全て英語で解説されていますので、特に購入する必要はありません。

ステップ2『環境』

ステップ2 環境

サイトの現状を選択します。すでに公開していれば『Option A』、サイト制作中や公開前なら『Option B』を選択してください。

ステップ3 『サイトタイプ』

ステップ3 『サイトタイプ』

運用サイトのタイプを選択します。

  • A blog(ブログ)
  • An online shop(ECサイトなどの販売サイト)
  • A news channel(ニュース性のあるものを伝えるサイト)
  • A small offline business(地域ビジネスや個人事業主、小規模のお店など)
  • A corporation(会社・企業サイト)
  • A portfolio(アーティストの作品を集めたサイトなど)
  • Something else(その他)

該当するものにチェックを入れます。ほとんどが『A blog』か『A corporate』でしょう。

ステップ4 『個人/法人』

個人か法人かを選択しましょう。選択すると、法人では会社名と会社ロゴ、個人では個人名の入力が求められます。未入力でも次のステップへ進むこともできますが、できるだけ入力してください。

この情報はGoogleの検索結果の右側に出るナレッジグラフに記載される情報の参考にされる可能性があります。

ナレッジグラフ

Googleにリクエストを送信するだけですので、必ず反映されるわけではありません。正確な情報をナレッジグラフに載せたい場合はGoogle マイビジネスに登録してください。
無料でWeb集客!Googleマイビジネスの登録と初期設定の全手順

ステップ5 『ソーシャルプロフィール』

ステップ5 『ソーシャルプロフィール』

会社・個人・サービスで利用しているSNSを登録できます。入力するとナレッジグラフに反映される可能性がありますので設定しておきましょう。

ステップ6 『検索エンジンへのインデックス選択』

ステップ6 『検索エンジンへのインデックス選択』

検索エンジンへのインデックス設定を投稿ごとに設定できます。

検索結果に表示させたい場合は『はい』、表示させたくない、または重複コンテンツやコンテンツ量が確保できない場合は『いいえ』を選択してください。

基本的には、全て『はい』を選択してください

ステップ7 『複数の作成者』

ステップ7 『複数の作成者』

複数の投稿者がいる場合は、『はい』を選択すると投稿者のアーカイブページを作成してくれます。1人の場合には投稿者ページと記事一覧ページは同じになり、重複コンテンツとみなされる可能性がありますので『いいえ』に設定しましょう。

投稿者が複数いても、投稿者のアーカイブページが必要ない場合は『いいえ』にしておいてください。

ステップ8 『サーチコンソールの設定』

ステップ8 『サーチコンソールの設定』

ステップ8の方法でGoogle Search Consoleと接続しようとしましたが、うまく接続することができませんでしたので、この項目は『次へ』をクリックしてください。(ウェブマスターツールの設定方法を参照してください)

ステップ9 『タイトル設定』

ステップ9 『タイトル設定』

検索結果に表示するタイトル設定ができます。

検索結果

検索結果には『ページの固有タイトル』+『サイト名』と表示するのが一般的です。そして、この2つの間には区切り文字を入れて、タイトルとサイト名をわかりやすくします。

その『サイト名』と『区切り文字』を設定できます。『|』で区切ることが多いですが、どれを選んでもSEOには関係ありませんので、自分好みのものを選びましょう。

ステップ10 『メールマガジン』

ステップ10 『メールマガジン』

メールアドレスを入力すると、Yoast SEOからメールマガジンが届きます。メールは英語ですので、読めない場合はおすすめしません。

ステップ11 『アップグレードへの案内』

ステップ11 『アップグレードへの案内』

Premium版やSEO講座、Yoast SEOプラグインに関する有料版購入の案内です。不要ならば『次へ』をクリック。

ステップ12 『成功』

ステップ12 『成功』

これで設定ウィザードの設定は完了です。基本的な設定は完了しています。詳細な設定は以下で解説していきます。

検索エンジンでの表示設定(タイトル・ディスクリプション・キーワード・インデックス設定)

SEO対策において最も重要とされるタイトル・ディスクリプション・インデックスに関する設定を紹介します。『設定ウィザード』よりも、さらに詳細な設定ができます。

タイトル・ディスクリプション・キーワードについて

検索エンジンでどのように表示させるかを決めるのが、タイトルとディスクリプションです。

検索エンジンのタイトルとディスクリプション

ユーザーはあなたのサイトに、検索エンジンやSNSを通じてアクセスしてきます。よって検索結果において、『この記事にはあなたの問題や悩みを解決できる情報がありますよ』ということをしっかり伝えれなければなりません。

これがタイトルとディスクリプションの役割で、検索結果からあなたのサイトに訪問するかどうかを最も大きく左右する要素です。

WordPressでタイトルは記事タイトルが、ディスクリプションは書き出しの150文字程度が自動的に反映されますが、Yoast SEOではこのタイトルとディスクリプションの設定を個別でできます。

キーワードに関しては、検索エンジンに『この記事はこのキーワードで検索した人を対象に書いていますよ』と知らせる役割がありますが、現在では表示順位に影響はありません。設定しなくてもいいでしょう。

タイトルに関する記事は下記を参照にしてください。

【2019年徹底検証】ブログ記事のタイトルが表示される文字数は?

Indexについて

タイトルとディスクリプションは『検索エンジンにどのように表示させるか』についての設定ですが、Indexは『検索エンジンに表示させるか』の設定です。

検索エンジンに表示させることを『Index』、表示させないことを『Noindex』と言います。

基本的にはIndexしなければ検索エンジンに表示されずユーザーが訪問してくれません。しかし、同じようなコンテンツやページがあると検索エンジンに重複コンテンツと評価され、表示順位が下がることがあります。また、問合せ完了後のサンクスページなども検索エンジンに表示させる必要がありません。

重複コンテンツとしてのペナルティーを避けるため、検索エンジンに表示させる必要のないコンテンツについては、Noindex設定をします。

タイトルとディスクリプションの全般設定手順

では、タイトルとディスクリプションの設定をしていきます。

『Yoast SEO』>『Search Appearance』>『全般』をクリック。

Yoast SEO 全般設定

Yoast SEOがタイトルタグを書き換えるように『タイトルタグを書き換える』を『有効』にします。タイトルの区切り文字は『|』が一般的です。検索順位には影響ありませんので、好みで決めてください。

『ホームページ』と表示されている場合

トップページタイトルとディスクリプション

ホームページと表示されている場合には、ここに入力した内容がトップページのタイトルとディスクリプションに設定されます。

SEOタイトルやディスクリプションでは、変数が使えますがトップページには使わなくても大丈夫ですので、表示させたいタイトルをそのまま入力するといいでしょう。変数については次の項目で説明します。

『ホームページとフロントページ』と表示されている場合

ホームページとフロントページ

『設定』>『表示設定』>『ホームページの表示』が『固定ページ』に設定されていると、この表示になります。

ホームページ設定

トップページを固定ページに設定していますので、固定ページでタイトルやディスクリプションが設定できます。(設定方法は後に説明)

その下ではナレッジグラフの設定ができます。

ナレッジグラフの設定

ナレッジグラフとはGoogle検索の右側に表示される企業情報のことです。

ナレッジグラフ

『個人』を選択すると名前の入力欄が、『法人』を選択すると法人名とロゴを設定できます。

ここで設定した内容は、Googleにリクエストを送信するだけなので、必ず反映されるわけではありません。

正確な情報を自分で編集しナレッジグラフに載せたい場合はGoogle マイビジネスに登録するようにしましょう。
無料でWeb集客!Googleマイビジネスの登録と初期設定の全手順

変数について

変数について説明します。変数とは入力内容を代入する命令です。事前に変数を設定しておくことで、全てのタイトルやディスクリプションを設定せずに自動化できます。

多くの変数がありますが、複雑なサイト構造やSEO対策をしない限り、2〜3つ使うと設定できます。できるだけ変数設定をするようにしましょう。

Yoast SEOでは以下のような変数が使えます。主に使うのはマーカーの引いている変数です。

変数 説明
%%title%% 投稿ページ/固定ページの記事タイトルを表示
%%sitename%% 設定>一般のサイトタイトルを表示
%%date%% ページの投稿日を表示
%%parent_title%% 親ページのタイトルを表示
%%archive_title%% アーカイブ(記事一覧)のタイトルを表示
%%sitedesc%% 設定>一般のサイトのキャッチフレーズを表示
%%excerpt%% ページの抜粋 (存在しない場合は自動生成)を表示
%%excerpt_only%% ページの抜粋 (自動生成なし)を表示
%%category%% 投稿のカテゴリー名(カンマで区切り)を表示
%%primary_category%% 投稿/固定ページの主要カテゴリーを表示
%%category_description%% カテゴリーの説明文を表示
%%tag%% 属するタグ名を表示
%%tag_description%% タグの説明文を表示
%%term_title%% カスタム投稿のターム名を表示
%%term_description%% カスタム投稿のタームの説明文を表示
%%searchphrase%% 検索結果ページで検索語を表示
%%sep%% セパレータはテーマのwp_title()タグで定義されています。
%%pt_single%% コンテンツタイプの単一ラベルを表示
%%pt_plural%% コンテンツタイプの複数形ラベルを表示
%%modified%% ページの更新時刻を表示
%%id%% ページIDを表示
%%name%% 投稿者のニックネームを表示
%%user_description%% 投稿者のプロフィール情報を表示
%%page%% ページ数を表示(例: ページ 2/4)
%%pagetotal%% ページ合計数を表示
%%pagenumber%% ページナンバーを表示
%%caption%% 添付ファイルのキャプションを表示
%%focuskw%% キーフレーズに設定したキーワードを表示
%%term404%% 404の原因になるスラッグを表示
%%cf_<custom-field-name>%% 指定したカスタムフィールドの値を表示
%%ct_<custom-tax-name>%% カスタムタクソノミーを表示
%%ct_desc_<custom-tax-name>%% カスタムタクソノミーの説明文を表示

この次の項目で、オススメの変数設定も紹介します。

変数とインデックスの設定方法

では変数とインデックス設定していきます。多くの項目がありますが、基本的には同じですので、各項目のオススメの変数設定も紹介します。

Content Type

Content Typeの設定

投稿・固定ページ・カスタム投稿のインデックス設定とタイトル・ディスクリプションの変数設定ができます。カスタム投稿のアーカイブページはここでしか設定できませんので、必ず設定してください。

設定する項目を展開します。

投稿の設定

Show 投稿 in search results?
インデックス設定ですので『はい』を選択。
スニペットプレビューの日付
プレビューで公開日の表示設定ができます。必要ありませんので、『非表示』を選択。
Yoast SEO メタボックス
投稿画面でタイトルなどの各設定をできるボックスを表示させるかどうかです。必ず『表示』を選択。
SEOタイトル
%%title%% 区切り %%sitename%%』と変数を設定しておくと『記事タイトル | サイト名』と自動出力されます。

この記事では
『【Yoast SEO】SEO対策に強い設定方法と使い方を詳細機能まで全て解説 | Rest In Peace』
という表示になります。

固定ページも設定方法は同じです。

カスタム投稿も同じように設定できますが、加えてアーカイブページのタイトルとディスクリプションの設定もできます。

下記画像は『Works』というカスタム投稿がある場合の設定です。

Yoast SEO カスタム投稿の設定

上部はカスタム投稿の個別ページの設定ですので、『投稿』と同じように設定してください。

下部はアーカイブページのインデックス・タイトル・ディスクリプションの設定ができます。

アーカイブページのタイトルは『検索結果の表示名 %%page%% 区切り %%sitename%%』と設定するといいでしょう。

上記設定だと『Web制作実績 ページ1/5 | Rest In Peace』という表示になります。

アーカイブページはページ数を変数で設定しておきましょう。

Media

メディアの設定

メディアにアップロードした画像のURLの設定が可能です。メディアに画像をアップロードすると、自動的に添付ファイルのURLを自動生成するため、ページ数が膨大になってしまいます。

設定を『はい』にしておくと、それらのメディアファイルに関するURLを自動的にリダイレクトしてくれます。『はい』に設定しておきましょう。

タクソノミー

タクソノミー設定

カテゴリー・タグ・タームについてタイトルやディスクリプションの変数設定ができます。

設定はContents typeと同じです。

  • カテゴリーは『%%category%% %%page%% 区切り %%sitename%%
  • タグは『%%tag%% %%page%% 区切り %%sitename%%
  • タクソノミーがある場合は『%%term_title%% %%page%% 区切り %%sitename%%

のようにタイトルの変数を設定しておくといいでしょう。

インデックス設定は、検索結果に表示させたいかどうかで判断しましょう。

  • カテゴリーは『はい』
  • タグは『いいえ』
  • カスタムタクソノミーは『はい』
  • フォーマットは『はい』

にしておくと間違いありません。自分のサイトに合わせて設定してください。

Category URLs

WordPressは投稿ページのURLが『独自ドメイン/category/投稿記事スラッグ』のようになります。

この記事でいうと『https://restinpeace.jp/category/yoast-seo』となりますが、URL構造をシンプルにするために『category』の部分は省略したい場合があります。

『削除』を選択すると、『https://restinpeace.jp/yoast-seo』のように、『category』を省略するこができます。

稀に『削除』にするとURL構造が変わるため記事ページが表示されずに404エラーが出る場合もありますので、404エラーが出た場合は『維持』を選択してください。

アーカイブ

アーカイブの設定

アーカイブでは、著者・日付・サイト内検索結果ページ・404ページに関する設定が可能です。それぞれの設定ができますが、使っているテーマによっては、著者アーカイブページや日付別アーカイブページが存在しない場合もあります。

著者のアーカイブ設定

著者アーカイブ設定

著者のアーカイブは複数の投稿者がいる場合のみ『有効』にしましょう。いる場合は『Show author archives in search results?』を『はい』、『Show archives for authors without posts in search results?』を『いいえ』に設定します。これにより、投稿のある投稿者の一覧ページのみインデックスされます。投稿者が複数いても、検索結果に表示したくない場合は『無効』にしておいて構いません。『SEOタイトル』は上記のようにしておくといいでしょう。

日付別アーカイブの設定

日付アーカイブ設定

日付アーカイブページが必要な場合は『有効』にしましょう。有効にした場合でも日付アーカイブと記事一覧ページは同じようなページになってしまい、重複コンテンツと判断される可能性がありますので、『Show date archives in search results?』は『いいえ』にして、インデックスしない設定にしましょう。『SEOタイトル』は上記のように設定するといいでしょう。

特別なページ

特別なページの設定

『検索ページ』は検索結果の、『404ページ』はページが存在しない場合のタイトルを設定できます。どちらも基本的にはデフォルトのままで大丈夫です。

キーワード設定を『有効』にする

個別ページでのキーワードを設定できるようにします。

『Yoast SEO』> 『全般』>『機能』の『SEO analysis』を『On』にします。

キーワード設定有効化

これでキーワードの設定ができるようになります。『キーワード』の設定は検索エンジンでは参考にしていないため、表示順位には影響がありませんので、『Off』にしておいても問題ありません。

記事・カテゴリー・ターム・タグにのSEOタイトルとディスクリプションを設定する

変数を使った全体の設定はできたので、記事・カテゴリー・ターム・タグで個別のタイトル・ディスクリプション・インデックス設定を紹介します。設定方法は全て同じですので、投稿を例にします。

投稿ページのコンテンツエディターの下部にYoast SEOという項目があります。

キーワード・ディスクリプション・キーワード設定

投稿ページのYoastSEO

『スペニットを編集』をクリックすると、タイトルとディスクリプションを設定できます。

スペニット編集

赤枠で囲った部分を検索結果に表示させたいテキストに変更してください。

変数を消して変更することも可能です。それぞれの下のバーは検索結果での文字数を色で表しています。オレンジは文字数不足、緑は文字数が適正、赤が文字数超過です。

検索結果での表示文字数は変わることもありますので、下記記事を参考にしてください。

【2019年徹底検証】ブログ記事のタイトルが表示される文字数は?

その下の項目では、キーワードの設定やコンテンツの解析結果を確認できます。

キーフレーズ設定

『フォーカスキーフレーズ』にはコンテンツの対策キーワードを入力してください。『同義語の追加』『関連キーフレーズを追加』はPremium版で使える機能です。

解析結果は日本語に対応していませんので、参考にする必要はありません。

インデックス設定

インデックス設定

Allow search engines to show this 投稿 in search results?
記事別のインデックス設定ができます。『はい』を選択してください。重複コンテンツや検索結果に表示したくない場合は『いいえ』を選択しましょう。
Should search engines follow links on this 投稿?
記事別にnofollow設定ができます。検索エンジンは常にインターネット上の情報を収集しています(収集するロボットをクローラーと呼びます)。このクローラーはwebサイトのリンクを辿ってきますが、このリンクを辿らせないことを『nofollowを設定する』と言います。リンクを辿ることは必要なので『はい』を選択します。
高度なメタロボット
この設定はデフォルトのままにしておきましょう。
カノニカルURL
URLの正規化を行います。同じホームページでもURLがwwwあり・なしの2種類あったり、PCサイトとスマホサイトを別のURLで表示していると、インターネット上に複数の同ページがあると判断され、Googleからペナルティを受けることや順位が正当に評価されないことがあります。デフォルトのままで、自動的にサイトのURLがカノニカルURLになりますので、設定は必要ありません

以上で設定は完了です。基本的にはこの設定を投稿ごとに繰り返します。SEOにおいて重要ですので、一つ一つ丁寧に設定しましょう。

以下では、サイト運用をYoast SEOで簡単にする方法を2つ紹介します。

Tips1 ディスクリプションを変数で設定しておく

できるだけディスクリプションにも変数を設定しておくようにしましょう。ディスクリプションは文字数も長いため記事ごとに一から作成するのは時間がかかります。

どのページにも記載しておきたい問合せ先や住所などがあれば、設定しておくことで運用の時間を短縮できます。

Tips2 個別ページのタイトル・ディスクリプションを一括で設定する方法

『Yoast SEO』>『ツール』>『一括変更』をクリック。

一括変換ツール

『新規 Yoast SEO タイトル』に入力し、保存をクリックすると一括で設定できます。

ソーシャルメディア設定

ソーシャルメディア設定では、自社で使っているSNSとの連携やコンテンツシェア時の設定が可能です。

CAREFULL

Google+は2019年4月2日でサービスが終了しますので割愛します。

ソーシャルメディアの全体設定

『Yoast SEO』>『ソーシャル』をクリック。

アカウント

ソーシャル設定 アカウント

  • Facebookページ
  • Twitter ユーザー名
  • Instagram URL
  • LinkedIn URL
  • MySpace URL
  • Pinterest URL
  • YouTube URL
  • Google+ URL

8つのSNSアカウントを入力することができます。入力したSNSアカウントとサイトは関連づけられますので、検索エンジンに関連づけを知らせたいアカウントを設定するようにしてください。

関連付けされたSNSアカウントはナレッジグラフの参考にされる可能性があります。

Facebook

ソーシャルメディア設定 Facebook

Open Graph メタデータを追加する
『有効』にします。有効にすると各投稿記事でシェア時のタイトルや画像を設定できます。
Facebook App ID
Facebook App IDを設定すると、Facebookのデペロッパーツールが使えます。SNSを多用したり、アクセスが多い場合は、アナリティクス機能使えますので設定しておくようにしましょう。App IDの取得方法を紹介します。

Facebook for developersにアクセスして新しいアプリを追加をクリック。

Facebook developers

アプリの名前と連絡先メールアドレスを入力して『アプリIDを作成してください』をクリック。

アプリ登録

アプリが作成完了したら、『設定』から『カテゴリー』を選択し、『プラットフォーム』を追加をクリックして、『ウェブサイト』を追加します。プライバシーポリシーのURLがある場合にはここにもページを入力して『変更を保存』をクリックしてください。

デペロッパーツール設定

プライバシーポリシーのURLがないとアプリを公開できませんので、できるだけ入力するようにしましょう。

アプリ公開

アプリレビューから公開しますか?を『はい』に切り替えましょう。あとはアプリIDをコピーしてYoast SEOにペーストすれば設定完了です。

デフォルト設定 画像 URL
設定しておくことにより、シェアされた投稿ページの画像がない場合のデフォルト画像に設定できます。

Twitter

ソーシャルメディア設定 Twitter

Twitter Cardの メタデータを追加する
『有効』にします。有効にすると各投稿記事でシェア時のタイトルや画像を設定できます。
使用するデフォルトカードタイプ
Twitterでシェアされた時の画像サイズを2通りから選択できます。最近では大きいサイズでのシェアが多いので『大きな画像付きのSummary』を選択するといいでしょう。

Pinterest

ソーシャルメディア設定 Pinterest

Pinterestでは、Facebookのシェア時の設定を利用するため、メタタグの入力をするだけで自動的にFacebookと同じ内容が設定されます。

メタタグの取得方法
Pinterestの自分のアカウントにログイン。設定 > サイトのドメインを確認するの項目にサイトURLを入力後確認をクリック> HTMLタグを追加するにチェックする

Pinterest メタタグ

赤枠で囲った部分をコピーしてYoast SEOのPinterestの確認にペーストしてください。24時間以内にPinterestから登録完了のメール通知が届きますので、それで完了です。

ここまでの設定でサイトとソーシャルメディア所有権の確認が取れました。この所有権の確認が取れていることによって、ナレッジグラフなどに情報が掲載されます。

ソーシャルメディアの投稿設定

では投稿のシェア時のタイトルやディスクリプション、画像の設定方法を紹介します。

FacebookとTwitterの設定ができ、それ以外のソーシャルメディアではどちらかの設定が適用されます。

CAREFULL

シェア設定は

『Yoast SEO』>『Search Appearance』>『Content Type』>『Yoast SEO メタボックス』を『表示』

『Yoast SEO』>『ソーシャル』の『Open Graph メタデータを追加する』と『Twitter Cardの メタデータを追加する』を『有効』

にしておいてください

投稿記事の下部に、Yoast SEOの設定欄がありますので、ソーシャルメディア設定のタブを選択すると、FacebookとTwitterの設定ができます。設定をしければ、自動的にSEOタイトルやアイキャッチ画像またはソーシャルメディアでのデフォルト画像が設定されます。

投稿のソーシャルメディア設定

Facebook

シェア設定をすると、Facebookのフィードでタイトルや画像を下記のように表示させることができます。

Facebookフィード

投稿画面下部のYoast SEOでFacebookのタブを開きます。

facebookシェア時の設定

Facebookタイトル
シェアされた時のタイトルとして表示されます。テキストとしては最も目立ちますので、魅力の伝わるタイトルを設定しましょう。
Facebook説明文
ディスクリプションのようなものですが、記事のシェア時にデバイスやアプリによっては表示されることがあります。タイトルを補足するような情報を載せておきましょう。
Facebook画像
シェア時の画像を設定することができます。タイトルよりも目立ちますので、必ず設定するようにしましょう。画像を設定しているかどうかだけで、クリック率が高くなります。画像の上にテキストを打ち込んで記事内容が伝わりやすくしてもいいでしょう。推奨サイズは1200px × 630px ですが、ユーザーのデバイスやアプロなどの環境によっては左右が見切れることもあります。

Twitter

シェア設定をすると、Twitterのフィードでタイトルや画像を下記のように表示させることができます。

Twitter シェア時の画像

投稿画面下部のYoast SEOでTwitterのタブを開きます。

Twitterシェア時の設定

Twitterタイトル
シェアされた時のタイトルとして表示されます。テキストとしては最も目立ちますので、魅力の伝わるタイトルを設定しましょう。
Twitter説明文
ディスクリプションのようなものですが、記事のシェア時にデバイスやアプリによっては表示されることがあります。タイトルを補足するような情報を載せておきましょう。
Twitter画像
シェア時の画像を設定することができます。タイトルよりも目立ちますので、必ず設定するようにしましょう。画像を設定しているかどうかだけで、クリック率が高くなります。画像の上にテキストを打ち込んで記事内容が伝わりやすくしてもいいでしょう。推奨サイズは1024px × 512px ですが、ユーザーのデバイスやアプロなどの環境によっては左右が見切れることもあります。

ウェブマスターツールの設定方法

ウェブマスターツールは、ホームページ運用において必ず使うべきWebツールです。特にSEO対策をするサイトでは、インデックスやペナルティーの確認ができるため、必ず設定しておきましょう

Yoast SEOでは、Google、Bing、Baidu、YandexのWebマスターツールを簡単に設定できます。(Baiduは中国の検索エンジン、Yandexはロシアの検索エンジンのため、当記事では説明を割愛)

Yoast SEOの『全般』>『Webmaster Tools』のタブをクリック。

Webmastertoolの設定

GoogleのWebマスターツール

GoogleのSearch Consoleにログイン。

プロパティを追加 > URLプレフィックスをい選択し、サイトURLを入力 > 『続行』をクリック。

Search Consoleに登録

HTMLタグをチェックするとmetaタグが表示されます。

Search Consoleの所有権確認

赤下線の文字列をコピーして、YoastのGoogleウェブマスターツールの項目にペーストしてください。

Yoast SEObにペースト

Yoastの設定を更新した後にSearch Consoleの完了ボタンをクリックすると、『確認が取れました』と表示されます。

BingのWebマスターツール

Bingのwebマスター ツールにログインし、『サイトの追加』にURLを入力し、『追加』をクリック。

Bing Webマスターツール

XMLサイトマップの作成方法は次の項目で紹介しますので、空欄にしておいてください。

『このサイトでトラフィックが最も多いローカル時刻はいつですか?』については『全日』を選択しておくといいでしょう。『追加』をクリック。

Bing Webマスターツール サイト追加

【オプション2:<meta>タグをコピーして規定のWebページに貼り付けます。】の下赤線を引いた部分をコピーし、

Bing ウェブマスターツール 所有権確認

YoastのBingウェブマスターツールの項目にペーストしてください。

Bing 入力

Yoast SEOで『変更を保存』をクリック後、Webマスターツールで『確認』をクリックすると、所有権の確認ができます。

XMLサイトマップ設定

では次にXMLサイトマップの設定方法を紹介します。

XMLサイトマップはサイト構造やページの最終更新日を検索エンジンに伝えてくれ、SEO対策では必ず設定しておきましょう。

XMLサイトマップは、Webマスターツールで登録しますので、前項目を参考にして『ウェブマスターツールの設定』を済ましておいてください。

XMLサイトマップ作成

『全般』>『機能』から『XML sitemaps』を『On』にします。これだけで自動的にXMLサイトマップが作成されます。

XMLサイトマップ 設定

XMLサイトマップが作成されたかどうかは、『XML sitemaps』の右の『?』をクリック。展開した説明文の『See the XML sitemap』をクリックすると、サイトマップが表示されます。

XMLサイトマップ 表示

『ドメイン名/sitemap_index.xml』というURLにXMLサイトマップは作成されますので、直接アクセスしても確認できます。

XMLサイトマップから特定ページを除外する方法

新しいGoogle Search Consoleでは、NoIndexタグが付いているがXMLサイトマップに登録されているページをインデックスカバレッジエラーとして検出するようになりました。

詳しくは下記記事を参考にしてください。

Search Consoleのインデックスカバレッジでエラーが出た時の解決法

ですので、ここではXMLサイトマップから除外する方法を紹介します。

投稿タイプ単位やカテゴリー・タクソノミー単位でXMLサイトマップから除外したい場合は、

『Search Appearance』>除外したい項目タブ > 『Show *** in search results?』の設定を『いいえ』にして保存。

XMLサイトマップから除外

この項目を『いいえ』にすると、同時にNoindexタグも付きます。

XMLサイトマップをWebマスターツールに登録する

XMLサイトマップは作成できましたので、検索エンジンにそのサイトマップを登録していきます。

GoogleのSearch ConsoleにXML sitemapを登録

GoogleのSearch Consoleにログインし、『サイトマップ』をクリック。XMLサイトマップのURLを入力します(Yoast SEOで作成したサイトマップは『sitemap_index.xml』と入力)。

XMLサイトマップを追加

『送信』をクリックすると、XMLサイトマップの確認が始まります。数日でサイトマップの確認が取れます。

BingのWebマスターツールにXML sitemapを登録

Bingのwebマスター ツールにログインし、XMLサイトマップを追加するサイトをクリック。

Bing Webマスターツール

XMLサイトマップのURLを入力します(Yoast SEOで作成したサイトマップは『独自ドメイン名/sitemap_index.xml』と入力)。『送信』をクリックすると、XMLサイトマップの確認が始まります。

Bing XMLサイトマップ 追加

数日でサイトマップの確認が取れます。

robot.txt、.htaccessファイルの編集

CAREFULL

robot.txtや.htaccessファイルは、クローラーへの指示、リダイレクト設定、キャッシュ設定を記述しているファイルです。専門知識がある場合のみ変更してください。

『Yoast SEO』>『ツール』>『ファイルエディタ』をクリック。

robot.txtや.htaccessファイルの編集画面が表示されます。

ファイルエディター画面

それぞれの設定を入力し、更新してください。

それぞれのファイルが存在しない場合は『Create robot.txt』『Create .htaccess file』というボタンが表示されていますので、クリックすると、ファイルが自動作成されます。

.htaccessファイルでキャッシュを有効化してWordPressサイトを高速化する方法は以下の記事の、

WordPress高速化を初心者でも10分で実践できる4つの方法の5を参考にしてください。

インポート・エクスポート機能

Yoast SEOを複数のサイトで使用する場合、全サイトうを設定すると時間がかかるため、設定をコピーする機能がついています。Yoast SEOからの設定を引き継ぐだけでなく、類似プラグインである『All In One SEO Pack』の設定も引き継ぐことができます。

Yoast SEO > ツール > インポート・エクスポートをクリック。

Yoast SEO Tools

エクスポート機能

『設定のエクスポート』のタブをクリック。『Yoast SEの設定をエクスポートする』をクリックすると、データが表示されます。

Yoast SEO エクスポート

クリックすると、Yoast SEOの設定が表示されます。

Yoast SEOのエクスポートやインポートはデータをダウンロードするわけではなく、この記述をそのままコピペします。

インポート

インポートしたいサイトに事前に『Yoast SEO』プラグインをインストールし有効化しておき、『設定のインポート』のタブを開きます。

エクスポートでコピーした内容をペーストし、『設定のインポート』をクリック。

Yoast SEO インポート方法

これで設定を引き継げましたので、詳細はサイトごとに設定していきましょう。

他のSEOプラグインからインポートする

Yoast SEOから変更しやすいように、他のSEOプラグインからインポートできるようになっています。色々なSEOプラグインがありますが、『All In One SEO Pack』からのインポート方法を紹介します。それ以外のプラグインでもインポート方法は同じです。

ステップは5つに分かれています。

Step1
データを変更するにあたっては、元に戻せるようにデータのバックアップを取っておいてください。下記記事を参考にしてください。

バックアップやサイト移管に最適!All-in-One WP migrationの使い方

Step2
『インポート』をクリックし、データを引き継いでください。
Step3
データが正しくインポートできたか、各ページを確認してください。
Step4
最後に設定ウィザードを設定してください。
Step5
『Clean』をクリックすると、元々使っていたSEOプラグインのデータが削除されます。

他プラグインからのインポート

5つのステップに分かれていますが、『インポート』『Clean』をクリックするだけです。他のプラグインからの切り替えの際に利用してください。

まとめ

Yoast SEOはかなり設定項目が多いですが、一つ一つ設定することで検索エンジンに強いホームページにすることができます。SEO対策は上位表示までに時間がかかりますが、一度上位表示できれば、そのままの順位を保つことができます。一つ一つの設定をしっかり行い、コンテンツ作成に集中できる環境を作りましょう。

CAREFUL

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